<実験の条件>
◎使用電線 : RJ11モジュラーケーブル(屋内電話延長用ケーブル)
線長L=30m / R1=約4Ω / R2=約4Ω
◎送信ダイオード負荷抵抗 : RL = 23.5Ω
◎接続時最大負荷抵抗 : RL+R1+R2 = 31.5Ω
※電話用モジュラーケーブルは線路抵抗が大きいので、延長ケーブル選択のワーストケースとして実験に採用しました。
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◆出力トランジスターから20cm

◎キャリア(38KHz)/振幅=約4.8V
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◆出力トランジスターから
30m延長(床をころがしクランプ無し、自然カールあり)

○波形崩れます(過渡現象)/P−P=約15V
○データ通信は成立。
○赤外線通信距離若干低下(線路抵抗増→RL無修正)
●波形の乱れは受信側受光モジュールで積分されます。
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◆出力トランジスターから
30m延長(ロールの状態)

△L分が増加、38KHzの波形ではなくなります/P−P=約14V
△通信は時々エラー、高速で繰り返し通信時エラー目立つ。
○赤外線通信距離減少(線路抵抗増→RL無修正/線路L分増加)
●波形の乱れは受信側受光モジュールで積分されます。
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ご注意!
IRp / IRxANx tバージョン / IRtLN
IRtシリーズ(IRt、IRt2、IRtS、IRt2S、IRtSBe、IRt2SBe、IRtSi)の赤外線送信部(発光ダイオード)を
ケーブルで延長し使用する場合のご注意!
■出来るだけ
線路抵抗の少ないケーブルを使用して下さい。
■
丸めた敷設を避けて下さい。
■
負荷抵抗(RL)は、敷設後の線路抵抗を測定し最適な値に修正してください!
【以下の部分が赤外線通信となるように敷設して下さい】
屋外露出(落雷への配慮) / 水中の敷設 / 高温中に敷設 / 移動物体の近傍等々

■受光モジュールの出力ラインの延長は出来ません。
※1 ■マイコン(PIC)のポートを直接延長すると破壊の原因になります。
出力ドライバー経由での延長、クランプダイオードの強化などを行って下さい。
■台所、居間、車庫などの天井は高温・多湿で誤動作や故障の原因となります。お使いの環境に
合わせた防湿処理を行って下さい。狭い端子間は結露(結露の回復不能)で不具合が発生します。
■ビニールハウスや作業場への設置は防水処理を行ってください(透明ケースに収める等)
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