〜100m有線(2線)リモコン&受信用マイコンセットWiRC16&IRr / WiRC16&IRr8をご利用下さい。
 〜100m有線(2線)アナログデータ転送−送受信マイコンセット各種も販売中です。

             IRtシリーズ&IRp  2015.08.21更新

      以下の方法は、大型テレビ、エアコン、危険な機器の制御にはおすすめ出来ません。
      赤外発光ダイオードを延長する場合は、こちらのページを必ずお読み下さい。


   赤外線発光ダイオード(送信出力)を延長ケーブルで接続した場合の情報
     ※赤外線送信出力を有線で延長し使用する事をお奨めするものではありません。

送信部延長の回路

   <実験の条件>
     ◎使用電線 : RJ11モジュラーケーブル(屋内電話延長用ケーブル)
               線長L=30m / R1=約4Ω / R2=約4Ω
     ◎送信ダイオード負荷抵抗 : RL = 23.5Ω
     ◎接続時最大負荷抵抗   : RL+R1+R2 = 31.5Ω

      ※電話用モジュラーケーブルは線路抵抗が大きいので、延長ケーブル選択のワーストケースとして実験に採用しました。


………………………………………………………………………………………………………………………………

   ◆出力トランジスターから20cm

発光部 20cm
発光部20cmの波形
              ◎キャリア(38KHz)/振幅=約4.8V



………………………………………………………………………………………………………………………………

   ◆出力トランジスターから30m延長(床をころがしクランプ無し、自然カールあり)

30m延長
30m延長の波形
               ○波形崩れます(過渡現象)/P−P=約15V
               ○データ通信は成立。
               ○赤外線通信距離若干低下(線路抵抗増→RL無修正)
               ●波形の乱れは受信側受光モジュールで積分されます。



………………………………………………………………………………………………………………………………

   ◆出力トランジスターから30m延長(ロールの状態)

30ロール
30mロールの波形
              △L分が増加、38KHzの波形ではなくなります/P−P=約14V
              △通信は時々エラー、高速で繰り返し通信時エラー目立つ。
              ○赤外線通信距離減少(線路抵抗増→RL無修正/線路L分増加)
              ●波形の乱れは受信側受光モジュールで積分されます。



………………………………………………………………………………………………………………………………
ご注意!

   IRp / IRxANx tバージョン / IRtLN
   IRtシリーズ(IRt、IRt2、IRtS、IRt2S、IRtSBe、IRt2SBe、IRtSi)の赤外線送信部(発光ダイオード)を
   ケーブルで延長し使用する場合のご注意!

     ■出来るだけ線路抵抗の少ないケーブルを使用して下さい。
     ■丸めた敷設を避けて下さい。
     ■負荷抵抗(RL)は、敷設後の線路抵抗を測定し最適な値に修正してください!

   【以下の部分が赤外線通信となるように敷設して下さい】
     屋外露出(落雷への配慮) / 水中の敷設 / 高温中に敷設 / 移動物体の近傍等々

延長敷設例
     ■受光モジュールの出力ラインの延長は出来ません。
  ※1 ■マイコン(PIC)のポートを直接延長すると破壊の原因になります。
       出力ドライバー経由での延長、クランプダイオードの強化などを行って下さい。

     ■台所、居間、車庫などの天井は高温・多湿で誤動作や故障の原因となります。お使いの環境に
       合わせた防湿処理を行って下さい。狭い端子間は結露(結露の回復不能)で不具合が発生します。
     ■ビニールハウスや作業場への設置は防水処理を行ってください(透明ケースに収める等)


………………………………………………………………………………………………………………………………


                        戻る